商売は、顧客名簿に始まり顧客名簿に終わる。
有名な話ですが、江戸時代の呉服屋は
「火事になったら、お金や呉服よりも先に、
大福帳を井戸に投げ込んでから逃げる」
と言われるほど「顧客名簿」を大切にしていました。
お金や商品よりも「顧客名簿」を大切にする。
この江戸の商人の考えこそが
長く安定的に繁盛する秘訣だと思います。
これは飲食店だけに関わらず、どの業種でも言えることです。
言うまでもなく「お客様」はとても大切な存在です。
そして、その「お客様」の名簿はお店の資産なのです。
それでは質問です。
あなたのお店では「顧客名簿」を集めていますか?
恐らく「やっていない。」
もしくは「やっていたけど、効果がないから止めた。」
と、答えたのではないでしょうか?
それは、あなたのお店だけではありません。
ほとんどのお店が今は積極的に「顧客名簿」を集めていませんから。
年間100回近く外食する私も、
昨年は一度も会員登録を薦められた事がありません。
別に「顧客名簿」の重要性を軽く考えているわけではないようなのですが、
会員の獲得は積極的にはやっていない。
これは、やむ得ないことなのですが、
会員獲得というのはお店にとっては「怖い」事なのです。
なぜなら、せっかく来ているお客さんにウザがられて
来なくなっちゃったらどうしよう・・・。
と、リスクがあると思うからです。
実際に、私も「鬱陶しいな~。」と思ったことがなくはないです・・。
そこで、私たちは、お店の代わりに「メール会員」を集める仕組みを作りました。
お店は、毎日、営業するだけで「メール会員」が増えるのです。
一ヵ月に100人だとしても、一年後には1200人。
この「メール会員」を抱えているお店と、そうでないお店では
どちらの方が安定して集客出来るか?
片やお客さんに、いつでも連絡が取れる状態。
片や、お客さんが来るのを待つだけの状態。
答えは考えるまでもないですよね?
1年間で、メール会員を収集しているお店と、そうでないお店で
これだけ差が付いてしまうのです。
これからの飲食店には「メール会員」のシステムは必須となると思います。